個人情報の管理徹底を通知-神奈川県
神奈川県立神奈川工業高校で、卒業生304人の個人データがホームページ上に公開された事件を受け、神奈川県教育委員会は、生徒の個人情報の管理を徹底するように各県立高校に通知した。
通知の内容はまず、インターネット接続用サーバの電源をいったん切って、すべてのパソコンをチェック。その後個人情報が入っている場合は、ハードディスクから削除し、フロッピーディスクやMOなどのメディアに保存すること。また、サーバのパスワードの設定をもう1回点検し、しっかり設定する、教師の私有コンピュータもLANにはつながない、など個人情報データの厳重な管理と設定の点検、ネットワーク管理を求めた。
神奈川県は、県立高校のほとんどの学校にインターネット接続用のオールインワンサーバを導入しているが、サーバのパスワードがしっかり設定されていなかっため、ネットワークを通じて外部から侵入された可能性がある。流出したデータは、今春卒業した全生徒の氏名、進学や就職先の学校・企業名、成績をまとめた「進路先一覧」と、このうち124人分の氏名・就職内定先企業名・内定時期をまとめた「内定状況一覧」。
(2002年7月6日号より)
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