インターネット利用者 4708万人に
  情報通信白書


 総務省は7月、「平成13年版 情報通信白書」をまとめた。
 それによると、平成12年末のインターネット利用者数は4708万人(普及率37・1%)となり、前年に比べ2002万人増加した。利用端末ではパソコンの利用者が最も多いが、携帯電話の利用者も2364万人と全インターネット利用者の半数近くに上る。なお、インターネット利用者が急拡大していることから5年後の平成17年末の利用者数を8720万人と予測。昨年の予測値である7670万人を上方修正した。
  また、平成12年にコンピュータの出荷台数がカラーテレビの出荷台数を上回った。コンピュータの購入動機で最も高いのがインターネットの利用で6割以上にのぼる。
インターネット上のコンテンツの利用状況は、「情報検索サービス」(93・9%)が最も高く、次いで「ソフトウェア」(63・6%)、「ショッピング」(59・4%)、「企業・製品情報」(57・0%)、「ニュース」(55・7%)。
 「インターネット放送」(12・8%)、「音楽配信」(14・7%)、「ネットワークゲーム」(13・8%)などは現在低い。しかし、今後の利用意向では、「情報検索サービス」(52・8%)が大幅に低下するのに比べ、「インターネット放送」(57・1%)、「音楽配信」(53・6%)はトップグループに躍り出る勢い。「ソフトウェア」(58・8%)は堅調に推移してトップとなる予想だ。



(2001年8月4日号より)