ダイヤルQ2へに自動接続が多発
  被害にあったらNTTに電話を


 最近、ダウンロードの際にプロバイダ経由ではなく、ダイヤルQ2回線で接続してしまい、高額な情報料が発生するというトラブルが増えてきている。
 多くのトラブルは、以下のような工程によって発生する。1情報の詳細や画面の続きを見るためにボタンを次々にクリックする。2インターネット接続のダウンロード画面が表示され、「OK」ボタンをクリック。3表示された新規のアイコンからインターネット自動接続ソフトの使用承諾書が表示され「接続」、「承諾」などのボタンをクリック。4インターネットの接続番号がダイヤルQ2の接続番号に変更され、ダイヤルQ2を使ったインターネット接続となる。5次回以降のインターネット接続がすべてプロバイダからダイヤルQ2による接続となり情報料が高額化する。
 すでにこのようなトラブルに合った場合は、口座振替日の前日までにNTTに情報料の請求を取りやめるよう申し込む。支払いに応じたくないという場合は、NTT側が請求を取り止めてくれる。
 また、学校や家庭で今後インターネットを使用する際に、児童や子どものトラブルを防止する方法がある。1ダイヤルQ2接続チェックプログラムをインストールする(http://www.ntt-east.co.jp/q2/)。(プログラムはNTT東日本のホームページで無料提供されている。あらかじめコンピュータにインストールすれば、インターネット接続がダイヤルQ2だった場合、接続のつど「ダイヤルQ2接続」を告知する)2特定の人のみがダイヤルQ2を利用できるパスワードを設定する。3一切ダイヤルQ2に接続できなくする(2、3申し込み先:116)。(取材協力=NTT東日本)



(2001年6月2日号より)