文部科学省が発足
1月6日付けで、文部省と科学技術庁が統合して、文部科学省がスタートした。旧文部省の入り口の壁には、文化庁と並んで「文部科学省」の看板が掲示された。建物は、旧文部省と国立教育会館が使用され、新しい局・課名のもと、職員の異動が行われた。
文部科学省は、文化庁、大臣官房、生涯学習政策局、初等中等教育局、高等教育局、科学技術・学術政策局、研究振興局、研究開発局、スポーツ・青少年局の1庁1房7局の組織。
旧文部省では、小学校課、中学校課、高等学校課などと学校種別の課に所掌事務が分かれていたが、文部科学省では、主に内容別に教育課程の企画や基準の設定などを行う「教育課程課」、生徒指導や進路指導の助言や指導を行う「児童生徒課」などの課に変更された。
情報教育は、初等中等教育局に「参事官」室が設けられ、旧文部省の中学校課情報教育室、財務課教育財務企画室、職業教育課指導係などの役割が一括して引き継がれ、情報教育の実態調査、研究校の指定、先端的なIT教育活用研究事業の企画、高校の教科「情報」の現職教員養成研修、などの役割を担う。
(2001年2月3日号より)
|