「KKS Mail News」(毎週水曜配信)で掲載した最新情報をご紹介します。 |
夏休みの宿題に使えそうな話(番外)
ブログ化が進むホームページ
の情報を引き出す 現在、ブラウザで見られるサイトの多くは、ブログの仕組みを使ったものに少しずつ変化しつつあります。KKSのWebも、(メルマガで配信する記事を中心に)順次ブログのシステムを導入するという形を取りはじめ、8月からお披露目しております。
こちら
今回のPick it upでは、変化し続けるWebの状況をかんがみ、ブログのシステムを使っているサイトから情報を集める方法を。 まず、このサイトを。 ★ブログ以前とブログ以後の情報収集の変化 このサイトは、Webサイトで使われるシステムが変わっていくにつれて、情報収集の方法も変わってきているということを、時系列で表現しています。 このサイトの記述は、筆者が技術系の人だということもあり、ブログなどのシステムがわかる人を前提に述べているので、少し難しい部分があります。今回のPick it upでは、この記述を分解しながら、How toのレベルで話を進めていきます。 今回は【ブログ以前】と【ブログ】まで。【ブログ+SBM】は、すこし高度になりすぎると思いますので、今回は省きます。
上記のサイトでは、【ブログ以前】の情報収集法として
としています。これは、 興味のあるサイトを覚えておくための方法として、
となっています。しかし、ブラウザのブックマークも、1桁くらいの数ならともかく、量が多くなると大変です。登録しておいたサイトを回るだけで大量の時間がかかってしまうからです。なので、少し前のニュースサイトでは、「WWWC」というフリーのソフトを使うという方法も良く行われていました。 「WWWC」 サイトのURLを登録しておける、ブックマークに特化したソフトウェアだと思えばよいでしょう。特徴として「登録したサイトが更新されているかどうかを、ボタンひとつでチェックすることができる」というものがあります。更新されたものだけを見て回ればよいので、情報収集がすこし楽になります。
余談ですが、KKS Mail Newsの執筆では、まだこの「WWWC」を使った情報収集をメインにしています。 理由は
からです。メルマガを執筆する段になると、毎週、WWWCに登録してある、全国津々浦々の教育委員会や教育関連団体、だいたい700サイトから情報を集めてきています。それでも中央省庁のニュースがやけに多くなるのは、メルマガの限られたスペースという条件から、全国に影響力のあるニュースを優先しているためです。 ■【ブログ】のサイト 【ブログ】の部分では、
となっています。 RSS(Rich Site Summary)とはなにかというと、「そのサイトを要約した情報のかたまり」だと思ってください。詳しい説明は、IT用語辞典を。 ・RSS このIT用語辞典から引用しておきたいポイントは、以下の部分です。 「RSSで記述された文書には、Webサイトの各ページのタイトル、アドレス、見出し、要約、更新時刻などを記述することができる。RSS文書を用いることで、多数のWebサイトの更新情報を統一的な方法で効率的に把握することできる」
少し前に売れた本「あらすじで読む世界の名作」みたいなものです。あらすじの本を読んだところで、名作の全てが解るわけではない。しかし、必要最低限必要な情報(「あらすじで読む世界の名作」の場合、「知ったかぶりできる」「興味のありそうな名作を探す」)は集めることができます。 RSSも、そのサイトのもつ情報を、ある一定の規則に基づいてきゅっとまとめています。したがってRSSを参考にすれば「興味のありそうな情報を探す」ことが可能です(でも、サイトのすべてはわからない)。
RSSをもとに「興味のありそうな情報を探す」場合、RSSリーダーというソフトウェアを使うことが多いようです。これが、上記の記述での「RSSを購読する」ということです。 RSSリーダー。また新しい言葉が出てきましたが、さほど気にすることはありません。さっきの「WWWC」と同じようなものだと思って大丈夫です。RSSのアドレスを登録しておくと、RSSが更新されたときに、更新されたという事実や、どんな情報が更新されたのか、などを知らせてくれます。 「知らせてくれる」という表現を使ったのは、本当に「知らせてくれる」からです。先ほどのWWWCの場合「ボタンひとつ」であれ、自分から「チェックする」必要がありました。RSSリーダーは、立ち上げておけば、自動的に登録しておいたRSSの情報をチェックしてくれます(逆を言えば、いつでもネットにつながっていることを前提としている)。さらに、簡単な内容まで教えてくれます。 初めて使う人にお勧めするRSSリーダーとしては、 ・cococ があげられます。このソフトは、正確にはRSSリーダーではありません。RSSの仕組みを使って、サイトの更新情報だけを教えてくれます。それだけにシンプルで、使いやすいと思います。 KKSのブログを例に出して、RSSが更新された情報を拾う方法を記しておきます。
手続きはこれでおしまいです。このあとは、KKSのブログサイトが更新されると、cococがポップアップをして教えてくれます(初期設定では30分に一回、更新されたかどうかを見に行くようになっている)。 同じような手順を踏めば、RSSを使っているサイトの更新情報は、ほぼリアルタイムで知ることができるようになります。 注:PCの再起動時には、cococを再度立ち上げる必要があります
cococには、ソフトウェアの性能を簡単に試せるように、はじめからいくつかのサイトが登録されているいます。そのため、その登録サイトの更新情報も一緒に教えてくれます。それらのサイトの一覧を参考まで載せておくと
作者の人の趣味がわかるようでもありますね(榊原)
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