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情報技術の独習

情報技術を使って授業のできる先生は、全体の6割に留まるという発表が、27日付けで文部科学省から行われた。
 
 http://www.asahi.com/edu/it/TKY200407270342.html
 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20040728k0000m010062000c.html
 
情報技術を使って授業をする際に、使いこなせれば便利で、なおかつ取得が簡単だと思われる方法が2つほどある。パワーポイントとホームページだ。今回は、それらの技術を独習するのに良いページを紹介していくことにする。

 ◇ ◇ ◇

【パワーポイント】

パワーポイントは、プレゼンテーションを行う時に便利なソフトウェア。使っている人も多いだろう。授業で活用する際の主なメリットは

〇1:画面を簡単に動かせるので、注目を集めやすい。また、その動きを利用して、分かり難い概念などを図示する事ができる。
〇2:板書などを省略する事で、授業時間の無駄な時間を省くことが可能になる

などである。デメリットとしては

▲1:プロジェクタなどの準備をするのに時間がかかる
▲2:資料の準備をするのに時間がかかる
▲3:聞いている側が、理解したような気になってしまう


パワーポイントを理解・活用するためのお勧めページとしては、以下のようなものがある。

4時間でつくるパワーポイントのコツ
http://www.brain-d.co.jp/ppin4/

技術だけではなく、プレゼンテーション全体のコツまで踏み込んで紹介しているページ。

パワーポイント活用法
http://www.open.ed.jp/download/IFA010M_app.po;jsessionid=vfD63WrsTtdXkPgaNMst_siz(CgEDbh_k)?event=detailShowPage&page=1&selcode=32&sikibetu_kbn=1102030

などもよい。パワーポイントの基礎的な活用法について、独習できるソフトウェア。


プレゼンテーションソフトの日本語教育への応用について
http://members.at.infoseek.co.jp/MURAKAMI_Yoshifumi/Power_Point.htm

かなり古いが、教育への応用を初期に試みた例として、興味深い。


パワーポイントがプレゼンテーションをダメにする
http://www.kt.rim.or.jp/~sugasawa/sub/power.html

パワーポイントに対する反対意見。一面では真実だと思います。

 ◇ ◇

【ホームページ】

ホームページでは、様々な情報(音声や動画など)を自由に組み合わせることができる。その分、パワーポイントに比べても、さらに作成に時間はかかる。技術さえあれば、かなり複雑な事を行うことも可能になる。

メリットは、


〇1:リンクによる詳細なナビゲートが可能。子どもに独習をさせたいときに向いている。
〇2:構成上、大量に文章を配置できる。パワーポイントに比べて、大量の文章を読ませることができる。


デメリットは、

▲1:多くの子どもを対象に、一斉授業を行いたいときには向いていない
▲2:(比較的簡単に作れるページでは)動きがないので、飽きられやすい
▲3:資料の準備をするのに時間がかかる
▲4:流して見られやすい

ホームページを理解・活用するためのお勧めページとしては、以下のようなものがある。

とほほのWWW入門
http://tohoho.wakusei.ne.jp/wwwbeg.htm

かなり有名な、ホームページ作成の入門ページ。ここにある技術を使いこなせれば、かなりのレベルの事も可能になる。

HOMEPAGE BUILDER
http://hpb.cool.ne.jp/

上記のサイトを参照した場合、ホームページをプログラム(正確には少し違う)を使って作らなくてはいけない。そういった事が面倒な向きには、有料のソフトウェアだが、日本IBMの「ホームページビルダー」というソフトウェアがお勧め。かなり簡単に、ホームページを作る事ができる。このページは、その「ホームページビルダー」の使い方を解説しているサイト。

コンピュータ教育開発センター
http://www.cec.or.jp/CEC/

実際にホームページなどのIT技術を教育に反映させたら、という研究を行っている団体「コンピュータ教育開発センター」のサイト。事例が数多く載っているページは、サイト内にある

・Eスクエア・プロジェクト
http://www.cec.or.jp/es/E-square/

・Eスクエア・アドバンス
http://www.cec.or.jp/e2a/


掲載されている実際の事例としては、

・教育におけるインターネット活用
http://www.cec.or.jp/es/E-square/kenkyu10/17/

などがある。参考にしてみると良いだろう。

(榊原)