NIEレポート | |
教室が新聞社に!? | |
東京都江東区亀戸第2小学校 |
22人の記者が1枚の写真をもとに、創造力逞しく記事を描く−− 「たばこで爆発」「試運転」……見出しが躍る。 東京都江東区立第二亀戸小学校で11月12日、第16回東京都小学校新聞教育研究大会として公開授業が行われた。 5年1組で行われた国語の授業では、新聞記事を制作。伊勢牧子先生が提示した4つの写真について、各自が想像する記事と見出しを紙に書き、写真の周囲に貼りつけていった。 「5W1Hが不可欠」と、子どもたちの記事を読む目は単語を追う。見出しから推測される記事を考えたり、記事に合う見出しを加えたり、推敲作業は続く。 また3年1組ではスーパーのちらしを切り抜き、生産地の記載をもとに白地図に貼り付けていった。商店街の店舗や買い物客へのインタビューを経た子どもたちは、商品に生産地が書かれていることを知る。新聞の折込ちらしも同様と、野菜の産地に色を塗っていく。同時に、自分たちの住んでいる地域に赤色を塗り、全国から野菜が送られてきていることを実感。近所のスーパーが発信するちらしの情報から、他地域との結びつきを読み取っていった。 「書く」表現手段を選んだ子どもたちは、1枚の写真に情報を読み取り、発信者と受信者の存在を知った。 |
【2002年12月7日記事より) |