教育家庭新聞・健康号
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先輩アドバイザーが
新人養護教諭の悩みに応える
「先輩、どうしたらいいの?」
アドバイザー/東京都立九段高校・竹下君枝先生

Q 今年度、本校には養護教諭を目指す3年生がいます。保健室へ相談に来ましたが、私は他県の出身で、地域の大学のことがあまりわかりません。そこで、進路指導室へ相談に行くよう指示したのですが、進路指導室では具体的な話がなく、学校の実績を上げるために公立大学を勧められたそうです。こんな場合、どう対処すればいいのでしょうか?


A 私の学校も毎年、養護教諭など様々な進路の相談に訪れる生徒達がいます。養護教諭の進路指導をする場合、まず情報収集する必要があるため、生徒達には今行きたいと思っている大学の情報を大学案内やインターネットで調べてメモにして持ってこさせ、それを基に一覧表を作っています。この一覧表は1回作れば、受験日の確認や新設校の情報に気をつけるだけで、毎年使えるので便利です。私は、専修免許のことも考えて、大学院の一覧表も作成しています。一覧表の内容は、「学校名」「学部・学科」「受験日」「受験科目」「取得資格」「所在地」「入学金・授業料」などです。養護教諭になるには、教育系や看護系などいくつかのコースがあり、学校によって取得できる資格が違うので、生徒の適正に応じて、どの学校にするのかは本人に判断させるようにしています。

 特別に指導する必要はないと思いますが、真剣に養護教諭を目指している生徒達ばかりなので、私は小論文の書き方や面接の練習も行っています。次代を担う養護教諭を育てるために、自分の経験を生かして相談にのってあげてくださいね。

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【2006年2月18日号】


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