教育家庭新聞・健康号
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先輩アドバイザーが
新人養護教諭の悩みに応える
「先輩、どうしたらいいの?」
アドバイザー/東京都立九段高校・竹下君枝先生

Q 今年度異動しましたが、本校の生徒達を見ていて、いま、「性教育」の必要性を感じています。他校では、専門家を招いて実施しているところもあるときいていますが、どのようにすすめたらいいのでしょうか?


A 産婦人科医や助産師などの専門家による「性教育」は、普通の授業と違ってインパクトがあり効果的ですが、必要と感じただけですぐに講師を依頼するよりも、性教育の必要性がわかるような調査を行い、他校や全国のデータと比較して示したほうが良いでしょう。

 また、性教育の場合は、体育科や家庭科などの授業との兼ね合いも考える必要があります。これは性教育に限らず、たばこやアルコール、薬物乱用防止教育でも生徒指導と重なり、同じことが言えますので、何か新しいことを始める時は、教科や学年など関係する先生達に必ず相談し、情報を得た上で連携して行うように心掛けましょう。その際、管理職の先生に相談することも忘れてはいけません。

 校内の調整がついて、具体的に外部講師をお願いすることが決まったら、講師と学校側の日程調整、予算の確保、内容の打ち合わせなど同時進行で行います。専門家による性教育を実践する時のアドバイスとしては、一人の講師で学年一斉に実施するよりも、講師の手配が可能であれば複数の方にお願いし、できるだけ少人数で行うことをお勧めします。九段高校では20人の助産師の方にボランティアでお願いして、学年7クラス(280人)を20のグループに分けて、対話式で実施しています。また、事前に「どんなことを聞きたいですか?」などのアンケート調査を行い、担当するグループの講師の先生にお渡しして打ち合わせを行っています。

 外部講師による性教育のやり方には様々な方法があると思いますが、学校によって状況が違いますので、講師の方と相談し、自分なりの工夫をして有意義な実践に結び付くことを期待しています。

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【2005年10月15日号】

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