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米飯給食は週3.1回に

中学・特別支援の完全給食増加「平成20年度学校給食実施状況等調査」結果

  文部科学省は、学校給食の普及充実を図るため、学校給食実施状況等調査を実施。1月、「平成20年度学校給食実施状況等調査」(平成20年5月1日)が取りまとめられた。平成20年度の学校給食実施数は全体で3万2690校の94・4%(昨年比0・1%減)、そのうち完全給食は89・9%となり、ほぼ平成19年度と同様の調査結果となった。また、米飯給食実施状況は、週当たり3・1回と前年度より0・1回増加した。

回数米飯給食実施状況
区分
学校数(校)
週5回
1,551(5.0%)
26,901
(86.5%)
週4回
4,326(13.9%)
週3.5回
2,017(6.5%)
週3回
19,007(61.1%)
週2.5回
2,676(8.6%)
週2回
1,456(4.7%)
週1回
60(0.2%)
月3回
0(0.0%)
月2回
1(0.0%)
月1回
0(0.0%)
31,094(100.0%)


 学校給食の実施率を校種別に見ると、小学校99・2%、中学校85・8%と平成19年度と同様の割合となり、特別支援学校が0・3%増の86・5%、夜間定時制高等学校が3%減の88・8%。
 完全給食の実施率は、小学校で昨年度同様の97・9%、中学校が0・2%増の75・6%、特別支援学校が0・5%増の85・3%、夜間定時制高等学校が1・8%減の64・4%。
 調理方式別完全給食実施状況は、単独調理場方式が43・4%、共同調理場方式が54・8%、その他調理方式が1・8%となった。

 学校給食関係職員の配置状況は、栄養教諭・学校栄養職員数は平成19年度から71人減の1万2247人で、そのうち栄養教諭は1967人で前年度から951人増加している(平成21年度9月30日現在の文科省調べでは2663人)。


 学校給食調理員数は前年度比2509人減の6万4250人。そのうち常勤職員が1・8%減の4万145人、非常勤職員は1・8%増の2万4105人。
 学校給食における外部委託状況(公立小・中学校の単独調理場及び共同調理場)は、業務別に見ると調理が前年度比2・8%増の25・5%、運搬が前年度比1・4%増の39・8%、食器洗浄が前年度比2・8%増の25・2%、ボイラー管理が前年度比0・6%増の18・4%。一方、物資購入・管理は前年度比0・4%減の8・4%が外部委託されている。

 

小中学校の給食費 最大で52円増

 公立小中学校において、保護者が負担する学校給食費の月額平均は、小学校低学年で4004円(51円増)、中学年で4022円(51円増)、高学年で4033円(52円増)、中学校では4577円(48円増)と、すべての学年で増加していることがわかった。
 完全給食を実施している国公私立学校の米飯給食の実施状況は、小学校で99・8%、中学校99・8%、特別支援学校で100%、夜間定時制高等学校100%となり、全体で99・9とほぼ前年度並みとなった。
 回数としては、週当たり平均実施回数は3・1回となっており、前年より0・1回増加。週5回が1551校(5%)、週4回が4326校(13・9%)、週3・5回が2017校(6・5%)、週3回が最も多い1万9007校(61・1%)となり、週3〜5回が86・5%を占めている。少ない学校では月2回が1校となり、次いで週1回が60校、週2回が1456校、週2・5回が2676校となっている。

 


【2010年2月20日号】