小学校の教師の自己評価は平均７５点、４４％が児童の学力が低下していると感じている…ＦＢ全国珠算教育連盟が今年２月、首都圏小学校の学級を担任する先生３００人に自己評価や児童の学力などを調査、先ごろ発表した。

　１００点満点での自己評価を聞いたところ９０点台は１４％、８０点台は２９・７％、６０点台は１７・３％で、平均点は７４・６点。男性の平均は７６・７点、女性は７３・１点で男性教員が高めだった。

　一方、児童の学力では「低下している」と感じている先生が４３・７％、「変わらない」とみる先生は４１％で、「低下」がわずかに多かった。「低下」を感じている先生に原因を聞くと、「ゆとり教育」（６１・８％）、「読み・書き・計算など基本的な学習の時間が少ない」（５１・１％）、「子どもの関心をひく娯楽や情報が多すぎる」（５０・４％）などが多く指摘された。

　また学習意欲でも「かなり低下」が５・７％、「いくらか低下」が３７・３％で、あわせると４３％の先生が「学習意欲の低下」を感じていることになる。

【2006年4月15日号】