教育家庭新聞・健康号
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さまざまな進路
通信制という選択
テーマを決めたスクーリング
沖縄・八洲学園国際高校
エイサー部の練習
エイサー部の練習
増加し続ける
  編入学希望者

 文部科学省の調査によると、平成15年度公・私立高校の中途退学者は、8万1799人。前年度より約8000人の減少はみられているが、中途退学率は前年比マイナス0・1%にとどまっている。そしてその多くは、通信制高校への編入学を希望。

 そこで、無学年制通信制教育を行い、高校卒業資格を付与している八洲学園国際高等学校(来年度校名変更ケ八洲学園大学国際高等学校)のスクーリングの様子を紹介する。

青い海と共に
  年間で1週間

 同校は、沖縄県本部町、海を見下ろす絶好のロケーションに立地する。生徒達はこの地で受ける1年間に1週間程度のスクーリングと、自宅学習により高校卒業資格を取得することができる。

 11月8日のスクーリングからは、毎回テーマを決めることになり、今回は「スポーツ」がテーマ。サッカー・バドミントン・バレーボール・エイサー・柔軟・卓球といった部活動のほか、朝のラジオ体操や2時間通しての体育など運動漬けのメニューで1週間が構成された。

 もちろん運動だけではない、スクーリング中は授業にテストにと、朝から晩までスケジュールがある。遊泳可能な季節には、みんなで海に潜ることもある。

夢を叶えたい
  卒業への想い

海が見える校舎で
海が見える校舎で

 生徒達に同校の魅力を聞くと、「八洲の先生はよく話を聞いてくれる」と声を揃える。自宅学習中は先生達と電話やメールで連絡を取り、先生達はとことん話を聞く。そんな先生達は若く熱い先生達ばかり。内地から来た先生と地元出身の先生で構成されている。

 全国から集まった生徒達の編入理由はさまざまだが、「自主的なこの学校が好き。卒業したい」「絵を描きたくて絵の予備校に通いながら高校を卒業したかった」「全日制の高校に魅力を感じず、調理師の学校に通っている」と、皆高校卒業への強い想いと夢を持つことに気付かされる。

【2005年12月17日号】


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