教育家庭新聞・健康号
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文科省
特殊教育免許 総合化の流れ
様々な障害対応の教員養成
 平成13年度4月、文部科学大臣の諮問により「特殊教育免許の総合化」の検討を進めてきた中央教育審議会教員養成部会はそのまとめを公表、制度を根本から改正する方針を示した。これは現行の盲・聾・養護学校の別になっている特殊教育諸学校免許状の総合化を図るもの。特別支援教育を担当する教員は、障害に応じた専門性が求められるが、特殊教育諸学校・学級に通う子どもの約4割は複数の障害を併せ持つといわれ、また、学習障害や注意欠陥多動性障害・高機能自閉症などを含めた様々な障害に対応するため担当教員のスキルアップは必要不可欠になってきている。

 特殊教育免許の総合化により新たに創設される免許状で担保すべき資質能力としては、

 これらを身につけた上で新たに創設される「特別支援学校(仮称)」の教員として他の特別支援教育担当教員と協力しながら個々の児童生徒等への教育を支障がなく担任できることが重要とされている。

 現在の盲・聾・養護学校では、特殊教育諸学校免許を持たない教員がそれぞれ約4割を占めているのが現状。この制度はその改善策として期待されている。


【2005年5月21日号】


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