教育家庭新聞・健康号
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文部科学省
学校の防犯・安全対策
プロジェクト第一次報告
検討結果まとめる
 不審者が学校内に侵入して引き起こす事件が後を絶たない中、文部科学省は、「安心・安全な学校づくりのための文部科学省プロジェクトチーム」を設置、学校安全のための方策の再点検等について検討を進めてきたこれまでの結果を取りまとめた。

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 これは今年2月に発生した、大阪・寝屋川市立中央小学校の事件をきっかけにして、「学校安全のための方策の再点検等について−安全・安心な学校づくりのための文部科学省プロジェクトチーム第一次報告−」としてまとめられた。

 内容は、「1.各学校の安全対策の再点検のポイント」、「2.学校と警察の一層の連携の推進」、「3.今後の検討」、「4.その他関連事項」の4項目。

 1は、門を開けている間は、少なくとも教職員やボランティアが立ち会い子どもの安全を見守るようにすることで、同省において平成17年度から開始する「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」を活用しながら、学校、家庭、地域が連携した安全・安心な学校づくりをすることなどが盛り込まれている。

 2は、防犯訓練・防犯教室の実施、警察官や警察官OBの協力を得た学校の施設や防犯設備、マニュアル等の学校安全体制の再点検の実施など具体例が示されたほか、同と警察庁の連携による取組の推進があげられた。

 3は、同報告においては、再点検が必要な事項を中心に取りまとめを行ったが、情報収集などに努めながら、各地方や学校の事例の分析を進め、警察庁とも協議しながら、効果的な学校安全の在り方について、引き続き検討すること、としている。

 また、4としては、不登校やひきこもり傾向の子どもに対する対策、子どもの情動等については「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会」において、関連した研究促進方策等について検討しているところであり、本年夏ごろを目途として検討成果を得ること、としている。

【2005年4月16日号】


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