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■親世代より
発育ピーク早く
身長−男女共ここ10年は横ばい傾向。親の世代(昭和49年調査の数値)と比較で最も差があるのは男子の12歳で4・3センチ、女子11歳で3・0センチと高く、17歳では男子2・1センチ、女子1・7センチ。ただ、平成16年度17歳(昭和61年生まれ)と昭和49年度17歳(昭和31年生まれ)の発育量(例えば5歳時の年間発育量は翌年6歳時調査の体位から5歳時調査の体位を引いたもの)の比較で見ると、最も成長している年齢は61年生まれ男子で11歳、女子9歳で、親の世代より1歳早くピークを迎えている。〈図1〉
体重−男女共、前年度より減少している年齢が多いが、ほぼ横ばい。親の世代との最大差は男子12歳および15歳で5・0キロ,女子11歳および12歳で2・9キロ重い。また、身長と同様に17歳における年間発育量から見ると、61年生まれは31年生まれに比べ、最も成長している年齢は、男子で11歳時、女子で10歳児で、親世代より男子で2歳、女子で1歳早くピークを迎えている。
座高−高校男女で増加しているものの、ほほ横ばい。49年度との差では、男子の13歳で2・0センチ、女子の11歳で1・6センチが最大。17歳では男子で1・3センチ、女子で0・4センチ高い。身長に占める足の長さの割合(身長における身長から座高を引いたものの割合)を49年度と比べると、親の世代よりも小さい年齢も。
〈健康状態〉
主な疾病・異常等の推移としては、裸眼視力1・0未満者の割合は、小学校を除いて低下。鼻・副鼻腔疾患、虫歯の割合は全ての学校段階で低下、12歳の永久歯の一人当たりの平均虫歯数は59年調査開始以来初めて1本台となった。ただ、ぜん息の割合は幼稚園を除いて上昇している。〈表1〉
【2005年1月15日号】