「勉強の意識」
男子は現実的
全珠連が調査報告
(社)全国珠算教育連盟(賀藤栄治理事長)が先ごろ小学校高学年を対象に行った「学校生活と自分の将来」調査では、勉強することの意識を性別にみると男子は「苦労が少なくなる」、「お金がもうかる・不自由しなくなる」など現実的。女子は「人の役に立つ」、「自分らしく生きられる」など多様性をうかがわせるなど、興味深い結果が見られた。
調査は首都圏の小学校4〜6年生300人を対象に今年1月、訪問・据置き型で実施。学校生活の実態、両親の教育意識、勉強と将来、勉強に対する自己評価などを聞いたもの。3月18日には結果報告会が行われた。
講評した清水静海・筑波大教育学系助教授は、「93%が『学校へ行くことが楽しい』と回答しているのは喜ばしいこと。だが理由のトップが『友達に会える』の92.8%で、『勉強が好き』『先生が好き』などは20%足らず。大きなギャップを読み取れる」と指摘した。
【2004年4月10日号】