教育家庭新聞・健康号
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文部科中間報告(案)
望ましい食習慣を

 第32回中央教育審議会総会が平成15年9月10日、東京都において開催され、その中で「食に関する指導体制の整備について」(中間報告案)の審議が行われた。

■目立つ朝食抜き
 中間報告案では「近年、子どもの食生活の乱れも顕著になってきており、例えば、平成9年の国民栄養調査によれば、20歳代の朝食欠食者のうち66.6%が高校卒業の頃までに朝食欠食が習慣化していることが明らかになっている。子どもたちが将来にわたって健康に生活していけるようにするためには、子どもたちに対する食に関する指導を充実し、望ましい食習慣の形成を促すことが極めて重要である」と、望ましい食習慣の形成などを中心とした食の指導の重要性を指摘している。

 また、食に関する問題について「今後は学校が子どもの食について家庭に助言や働きかけを行うことも含め、家庭・地域・学校が連携して、次代を担う子どもたちの食環境の改善に努めることが必要である」と指摘、学校の担う役割を示唆した。

 中間報告案を受け、遠山大臣(当時)は「成長期にある子どもたちに対する食に関する指導を充実し、望ましい食習慣の形成を促すことは重要である」と述べた。



【2003年11月15日号】